サイドチェインを使わずダッキングさせるプラグイン「DUCK」レビュー


どうも、モデ(modeeisennui)です。ダッキング専用プラグイン「DUCK」は煩わしい設定なしに簡単にサイドチェインを使用したダッキングサウンドを作ることができて便利でした。気軽にサイドチェインを試せるところも良いです。

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DUCKの使い方

四つ打ちのキックにサイドチェインをかけた時のダッキングはDUCKを挿すだけで再現できます。Amountを操作することでプラグインのMIX具合を調節ができます。

必要に応じて音の圧縮具合や戻るタイミングも設定できます。

赤枠の部分からあらかじめ用意されたカーブを選ぶことができる他、自分でカーブを描くこともできます。

Speedからダッキングするタイミングを選ぶこともできます。

左下のツマミ群をonにするとダッキングさせる周波数を選ぶことができます。

例えば、低音だけダッキングさせて高音は鳴りっぱなしにしたりできます。個人的には面白いとは思いますが使う場面は想像できません。

また。右下のツマミ群からトリガーとしても使えるようですが私は使わないと思います。

Devious Machines – DUCK

 

使用感

DUCKを使うと、コンプとサイドチェインを使用したダッキング特有の頭に若干音が残ってしまう状態を回避できるので重宝します。

前のめりや後ろ気味などダッキングのタイミングは自由自在なので、どんな曲でも良い感じのポイントを見つけられると思います。

ただ、複雑なタイミングのキックにあわせてダッキングをしたい場合はDUCKでは難しいです。

その場合DUCKで圧縮タイミングのカーブを描くよりもコンプとサイドチェインを使用した方が楽です。

DUCKを使う場面はシンプルなダッキングを手軽に素早く作りたい時です。

 

最後に

DUCKはダッキングさせることだけに特化したプラグインですが微調整ができ痒いところに手が届くので、頭に思い描いたであろう通常のダッキングであれば問題なくこなせます。

複雑なダッキングを求めている方には物足りないかもしれません。

また、似たようなプラグインでWaves Pumperを持っていますが、このプラグインは簡単にダッキングできる反面、自由度が少なく、曲によってはダッキングがモタって聞こえてしまいます。

DUCKはその辺りも調整できるため扱いやすいので、乗り換えて正解でした。

ですが、オートメーションを使用したダッキングであればツマミの少ないWaves Pumperの方が楽かもしれませんので完全に使わなくなることはないかもしれません。

個人的にはオールインワン型プラグインよりも必要最低限の機能を備えた特化型プラグインの方が扱いやすく作業も捗るので好きです。DUCKも例外なく捗りました。

「煩わしい設定なしにダッキングを作りたい」「でも必要最低限の調整はしたい」という方は導入してみるのも一興です。

私はNICKY ROMERO KICKSTARTと迷いましたが、セールで安かったのでDUCKを選びました。

特にこだわりがなければどちらを選んでも問題ないと思います。

ではまた。

Devious Machines – DUCK

 

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