どうも、モデ(@modeeisennui)です。数あるリバーブの中でも、残響音にピッチ変化を加えたシマー系リバーブはリバーブを音色として使うジャンルにおいて重宝されます。例えばアンビエントやエレクトロニカ、ポストロックなどです。市販のソフトウェアではヴァルハラシマーリバーブが最高のサウンドだと感じました。
Valhalla Shimmer Reverb
Valhalla Shimmer
https://valhalladsp.com/shop/reverb/valhalla-shimmer/
シマーリバーブの中にはごく稀にピッチが変わるだけで楽曲のキーと合わなくなるものがありますが、Valhalla Shimmerではそういったこともなく違和感なく使う事ができます。
Valhalla ShimmerはBusで複数のトラックにかけるよりも、リードトラックなどにピンポイントで差した方が楽曲全体がごちゃごちゃせずにValhalla Shimmerを際立たせることができます。
Valhalla Shimmerは9つのツマミがありmixやlow cut、high cutなど定番のツマミの他に回すと特徴的な変化があるツマミがあります
また、3つのモード選択ができるタブがあります。
いくつか紹介します。
・feedback
Valhalla Shimmerの最も特徴的なツマミです。
回すとリバーブにピッチ変化を加えていきますが、0でもピッチ変化のないリバーブとして使えます。ピッチ変化がなくとも美しいサウンドなのが素晴らしい。
・diffusion
右に回すとテール部分が伸びリバーブらしいサウンドになり、左に回すと短くなりディレイのようなサウンドに近づいていきます。
・mod rate + depth
リバーブにモジュレーションを加えるツマミです。ツマミの効きが良くfeedbackと合わせて使うとかなりエグい音にもできます。
・reverb mode
全体の邪魔にならず存在感の出せるモードを選ぶと良い感じになります。
・pitch mode
リバーブのピッチ変化のタイプが選べます。Valhalla Shimmerを差したトラックや曲のイメージに近いものを選ぶと良いですが、デフォルトのsingleで十分な事が多いです。
・color mode
brightとdarkの2つのみです。基本的にはbrightで良いと思いますが、キラキラさせ過ぎたくないトラックや暗めのダウナーな曲などではdarkを選ぶと良い感じになります。
あくまで私の個人的な感想なので参考程度にしておいてください。
最後に
一度もセールを見た事がないプラグインではありますが、Valhalla Shimmerにしか出せないサウンドが確かにあります。
私は元々、同社のValhallaVintageVerbという70’s 80’sの雰囲気が出るリバーブを使っているのですが、こちらも素晴らしいリバーブです。
ValhallaVintageVerb
ただ、ValhallaVintageVerbはシマーリバーブの代用はできないため、Valhalla Shimmerに手を出したら感動したという流れです。
どちらもお互いの出せない響きを持っているため、足りない部分を補完し合いながら使い分けられるのが大きなポイントです。
エレクトロニカはもちろん、アンビエントやポストロックなどの深いリバーブの必要なジャンル、またはシネマティックなオーケストラサウンドにも使えるリバーブです。
興味がある方は試してみるのも一興です。
ではまた。
・Valhalla Shimmer
https://valhalladsp.com/shop/reverb/valhalla-shimmer/
・ValhallaVintageVerb
https://valhalladsp.com/shop/reverb/valhalla-vintage-verb/