どうも、モデです。初音ミクV3では歌詞を入力した時に「だ」や「で」といった濁点のついた音が、文字の流れや音程によって極端にふやけた音になる事があります。V4Xでもこの症状は完全に治ったわけではありません。また、調声方法としては広く知られている内容です。
音の流れを切る
まず「だ」や「で」などの言葉はベロシティをあげると子音の無音部分が長くなるという効果になります。
これだけで解決できる場合はそれで構わないでしょう。
もし修正できない場合は、文字の流れや音程、母音から子音へのつながりなど、様々な要素が「だ」や「で」の発音に影響していると考えられます。
この場合は流れを断ち切る事で解消する事ができます。
下の画像の赤い線は音の流れです。
「だ」の前のノートの後半部分を1/64で二つ程度「_」(促音)に置き換えます。
すると、赤い線が途切れて一度無音になった状態になります。
これだけで「だ」の発音はかなり改善されます。
ノートの長さよっては促音の長さを調節する必要はありますが、この方法は「だ」や「で」のような弱くなりがちな音以外にも、修正や強調させる効果があるので、必要に応じて試してみるのも良いかもしれません。
注意点としてはサ行やハ行のようなノートよりも前から発声する音では違和感が出てしまう事です。
子音が無音の音に対してのみ有効という事は覚えておきましょう。
最後に
今回は有名な調声方法の紹介でしたが、よく使う手段の1つであり尚且つ簡単なので使わずとも覚えておいて損はないでしょう。
余談ではありますが、ノートとノートの間に隙間を作って音を切る方法は無音の長さを調節できないので、個人的には避けた方が良いと考えています。
ですが発音が治って言葉の流れも違和感がなければ、やり方は自由かと思いますので状況に合わせた調声を試しましょう。
以上、モデでした。
「だった」などの文字列の中にある促音は、ノートを省いて隙間を作る事も極稀にあります。
また促音に関しては初音ミクを簡単に喋らせる方法でも一部取り上げておりますので、興味がある方はどうぞ。