どうも、モデです。バンドにおいてジャンルや方針で大きく左右される活動内容ですが、どんなバンドでも無駄になってしまうことをお教えします。私がバンド活動していた頃とは時代も変わっており参考にならないかもしれませんので、おっさんの戯言だと思ってください。
バンドの無駄とは「計画性のないライブ」です。
計画性のないライブとはどういうものなのか説明します。
・例えば、月に5本ライブをする方針だったとします。(私は実際してました)この場合、週に1回はライブで一度は週に2回となります。やっている本人としては精力的な活動に見えるかもしれませんが、私の場合はっきりと無駄だったと言い切れます。
理由は簡単ですが、動員が割れてしまうからです。初めてライブを見た方はそのバンドの動員も含めてライブの良し悪しを感じ取っています。動員が少ない状態でライブをすれば新規のファンはつきにくく、逆に一本に絞って動員を集められれば新規のファンはつきやすいです。
また出費がかさみ宣伝や楽曲製作に追われ体力も奪われ、時間も削られるため非効率的です。もしライブの回数を多くして一人でも多く聴いてもらおうと思っているなら考え直すべきです。
・次に通常ブッキングの場合、ハコ動員は見込めませんし自分たちもあまり動員できないのであれば費用対効果があまりにも薄い。
ハコはバンドマンを相手に利益を得ている場合がほとんどなので、ライブ終了後は次のブッキングを確実に決めようとします。ここでブッキングを決めてしまえば数ヶ月先までずっと月5ペースのライブとなります。
・動員の見込めるイベントはいつも突然の誘いです。これを考えるなら月に2本程度の通常ブッキングで構いません。月2本ですら多いくらいです。
特に現在では、ライブをしなくても自分たちをアピールできるツールが数多く存在していますので、ライブの数をこなす時代は終わったと言っても過言ではないでしょう。
ライブが少ない分、一本のライブの質を高める努力や動員を集めるための宣伝、楽曲製作や練習といったことに時間を回せます。あるいは自分のプライベートな時間に回しても良いでしょう。
・限界まで通常ブッキングでのライブ本数を増やすのは、メンバーにも支持してくれているファンの方々にも負担となりかねません。
しかし例外として、常に動員の見込めるイベントでその全てが黒字になるのであれば5本でも6本でも良いでしょう。
また全国ツアーなど短期間で多数のライブが重なる場合も、全力でライブをすればバンドとしてプラスとなります。
・ライブの本数は多いのに結果が出ない状態が続いているのであれば、計画的なライブ活動を試してみてください。もちろんバンド自体の質を上げる努力や、宣伝にロビー活動も必須です。ファンを大事にすることもお忘れなく。
試せば確実に成功するものではありませんが、状況は変わると思います。
それでも変わらないのであればライブ内容や楽曲、さらには人(ファン、対バン、ハコの人)との接し方を見つめ直してください。
ライブよりバンドマン同士の飲み会に出席しまくる方が良い状況を作れまs