【DIY】モガミ2534とL字プラグでシールドを作ったら大変だった【シールド自作】


どうも、モデ(modeeisennui)です。最近シールドばかり作っていますが、今回はモガミ2534と他のケーブルから拝借したL字プラグでシールドを作りました。普段はストレートでケーブルを作っていたため、4芯のモガミ2534とL字プラグで大失敗寸前のギリギリシールドが出来上がりました。

私が下手なだけですがあまりにも無理やりな仕上がりになってしまったので、次は気をつけたいという想いから戒めとして記事に残しておきます。

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モガミ2534でTSケーブル(アンバランス)自作

必要な工具やベルデンを使ったケーブルの作り方などはこちらで紹介しています。

では、早速どこが失敗の元だったのか探ってみます。

今回は余った素材を使い切るために制作したので、短めのケーブルを2本作ります。

まずL字プラグをはんだごてで不要なケーブルから取り外し、新しく取り付けるケーブルであたりをつけます。

失敗その1
この段階でL字プラグのホットが上側に曲げられていた事に気付くべきでした。これはホットの穴に芯線をまっすぐ入れるために曲げられていました。ここで古いはんだを取っていれば気付けたかもしれません。

あたりをつけたらケーブルに通せるパーツを全て通す。

全て通したら、被覆を剥く。

剥いたら、千枚通しや爪楊枝などでシールドを解く。解いたらひっくり返して裏側からも解く。

解いたら二つのグループに分ける。

わけたらねじる。

ねじったら二つのグループをよってひとつにする。

失敗その2
いつも通りに上のやり方をしたら窮屈なL字プラグではシールドが太くなり過ぎました。二つに分けたグループの少ない方はねじらずに切るなどして厚みを少なくした方が良かったかもしれません。

次に白(透明)と青の芯線の中心のスジみたいなものを切る。

芯線を剥くためにあたりをつける。

もうこの時点でシールドのサイズ感がおかしい。

あたりをつけたら剥く。

剥いたら、青と青、白と白をそれぞれよって、青一本、白一本にする。

失敗その3
モガミ2534は白と青をそれぞれよって一つにするので、その分根元の太さが増します。青い芯線は二本とも根元から剥いてシールドとまとめてよってしまった方が良かった。

念の為、流用してきたプラグの古いはんだをはんだ吸取線で吸いました。ホットの折れ曲がりはここでも直していない。

余談ですが、個人的に紐タイプはかなり使いにくいのでスポイトみたいな形の吸取機が欲しいです。

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何かに気が付いたようで、L字に合うようにシールドと芯線の余分な部分を切りました。

はんだごてを温めて予備はんだをしましたが、反対側もおかしい。

明らかにサイズ感がおかしい。

無理やり青とシールドをまとめた。

失敗その4
青い芯線をシールドと一つにするために、中途半端に剥き直してしまった。根元まで被覆を剥くべきだった。同時にシールドも細くしておくべきだった。

ものすごい窮屈なはんだになりました。

グランドの青い芯線とシールドが合わさりかなりの太さになってしまったため、ホットの白い芯線の被覆に触れています。

今思えばシールドと青い芯線を一つにまとめず、片方はグランド部分の裏側にはんだ付けしても良かったように思いますが、もはや後の祭りです。

被覆部分なので大丈夫だとは思ったのですが、やはり不安だったので念の為ホットとグランドの隙間に絶縁テープをかませました。

ニトムズ プロセルフ 自己融着ブチルゴムテープ No.15 電気 絶縁 水道管の防水 強力接着 幅19mm×長さ10m×厚さ0.5mm 1巻入 黒 J7100

テストは一応問題なし。実際に音を出してみても変なノイズもなく大丈夫そうではあります。

Behringer ケーブルテスター XLR/TS,TRSフォン/MIDI/TT/RCAケーブル対応 9V電池動作 テストトーン内蔵 CT100 銀

ただ、やはりうまくいかなかったのは悔しいところです。

できればもうL字プラグでは作りたくないと思いました。

 

最後に

モガミ2534とL字プラグでシールドを作るのはこれが初めてでしたが、予想だにしない難しさでした。

ストレートプラグに比べてL字プラグは窮屈なので芯線の多いケーブルだと、私のやり方では失敗することがわかりました。

また、流用してきたL字プラグのホットが上に折れ曲がっていたため、上から被せるようにはんだ付けしようとすると、上側に引っ張られるためグランド側の線の根元が持ち上がりはんだ付けが難しかったです。

被覆の剥く長さにも問題があって、短く作りすぎました。片方はホットの穴に入れるしかやりようがありませんでした。

その結果、太くなりすぎたグランド側の線とゼロ距離近くなってしまった。反省点があまりにも多いです。

悔しいから作り直そうという気持ちはないこともないですが、作り直すなら間違いなくストレートを使います。

以前ベルデン8412でパッチケーブルを作っていたときはL字プラグを多用していたのですが、8412は2芯だったので苦は感じなかったようです。

音は出るけど中身が雑すぎて、一歩間違えればホットとグラウンドが触れてしまうという出来です。

しかしこれは、私が不器用なだけだとは思うので精進します。いつか綺麗なはんだ付けを出来るようになりたいと思います。

ではまた。

追伸2021.08.09:片方のケーブルの音が割れてました!この失敗を活かして丁寧な処理を心がけたいと同時に、やはりケーブルテスターだけでなく最終的には実際に使って確認しないといけないと改めて思い知らされました。近いうちにストレートプラグを使って作り直そうと思います。

 

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