Bluetoothヘッドホン クラシックプロ「CPH7000BT」がコスパ良すぎた


どうも、モデ(modeeisennui)です。普段使い用にBluetoothヘッドホンが欲しいと思い立ち調べた結果、サウンドハウスの自社ブランドであるクラシックプロのCPH7000BTが低価格でそこそこの評価だったので試してみました。あまり期待はしていなかったのですが、予想外に高品質で満足のいく内容でした。

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CPH7000BT

<仕様>
■ワイヤレス・モニターヘッドホン
■形式:ダイナミック、密閉型
■ドライバーユニット:40mm・ネオジウムマグネット
■インピーダンス:64Ω
■再生周波数特性:10~30,000 Hz
■感度:118 dB/mW @1kHz
■Bluetoothバージョン:5.0
■Bluetoothコーデック:SBC/AAC/aptX
■最大連続再生時間:約30時間
■充電時間:約2.5時間
■最大到達距離:約10メートル
■プラグ形状:3.5mm(6.3mmステレオ変換アダプター付属)
■重量:約295g(ケーブル除く)
■付属品:オーディオ用ケーブル(ストレート、約2.2m)、変換アダプター、USB Type-Cケーブル
サウンドハウスCPH7000BTページより引用

開封していきます。


中身

本体

横から

YAMAHA HPH-MT8と並べてみる(左:CPH7000BT 右:HPH-MT8)

充電と操作ボタン

イヤーパッドの厚みがあって好みです。

CLASSIC PRO (クラシックプロ) モニターヘッドホン ワイヤレス・有線両対応 Bluetooth 5.0対応 SBC/AAC/aptXコーデック対応

 

音質や使用感

SONY MDR-CD900STやYAMAHA HPH-MT8と比較しながら私の個人的な感想を述べていきます。

1. Bluetooth接続と有線接続

まず、Bluetooth接続した時の音の遅れはほぼ感じませんでした。敏感な人は気にするかもしれませんが、私はレイテンシーは気になりませんでした。

今まで使ったことのあるBluetoothイヤホンやスピーカーはメーカーすらわからない安物だったせいか映画を見ると声が遅れて聞こえるものしかなかったので、これには驚きです。

コーデックもAACに対応しているため、macやiphoneでの使用が可能なところも私にとってはありがたい仕様でした。

ただ、Bluetooth接続では無音部分にサーっというホワイトノイズが入ります。

例えば曲の終わりの余韻から無音にかけてや、動画再生を止めた直後などのBluetooth接続されているけど音がなっていないタイミングです。

無線で接続する以上これは仕方ないと思いますし、音楽制作では使わないと決めているので私は問題にならず、Bluetooth接続でケーブルの煩わしさから解放されました。

もし、DTMで使用する場合は有線接続を強く推奨します。

Bluetoothが必要ない場合はさらに価格の安い有線Verもあります

CLASSIC PRO 密閉型ヘッドホン CPH7000

2. 音質

CPH7000BTはSONY MDR-CD900STに寄せられた音質ですが、低音が圧倒的に聴きやすく分離感が良く、解像度も悪くありません。

もし万が一にも900STでMIXしている場合にはCPH7000BT(有線接続)の方がやりやすいと思います。

低音が聴こえるため相対的に900STよりも高音のギラつき感は少なく、結果としてバランスの良い音に感じました。

ただし、低音はYAMAHA HPH-MT8の方がよく見えます。

MT8は低音の広がりが見えるのに対し、CPH7000BTは低音がセンターに寄ってるように感じます。

低音の特性上、センターに寄って聴こえるのもわかるのですが、MT8と比べるとだいぶ違いがあります。超低域が鳴っている曲をよく聴く方や作る方には物足りないかもしれません。

逆に言えば、それ故に音の抜け感や分離感があるように思いました。

低音の見えやすい順はHPH-MT8>CPH7000BT>>>CD900STです。

また、モニターヘッドホンの鳴りなので低音のブーストされたリスニングヘッドホンに慣れている、または欲しい方には物足りないとは思います。

3. 装着感

CPH7000BTはオーバーイヤータイプなので、オンイヤーが苦手な方にはつけ心地は良いと思います。ただし、側圧は少しキツめに感じます。

側圧は低音の聴こえ方にも影響するため、CPH7000BTの低音はこの側圧に支えられている部分も少なからずあると思いました。

例えば、900STなどの側圧が緩めのヘッドホンを装着した時に、ヘッドホンを手で軽く耳に押し付けるだけで低音が強調されて聴こえるはずです。

この事から、側圧を緩めるためにバンド部分を広げてクセをつけると低音が失われる可能性があることがわかります。

好みや体格、用途によっても別れるところではありますが、音質を取るか装着感を取るかは使う人次第になると思います。万が一、クセをつけて緩くする場合にはよく考えてから試してください。

また、CPH7000BTは側圧は強いですが、MT8のように長時間の使用でバンド部分と接触している頭頂部が痛くなる事はありません。今の所ではありますが。

側圧の強さ順はCPH7000BT>HPH-MT8>CD900STです。

個人的に長時間使用しても痛くない、疲れないのはイヤーパッドを交換した900STです。
定番モニターヘッドホン900STのイヤーパッド交換で品質が向上した

頭頂部が痛くならなければMT8だけで良いのですが、普段使いではイヤーパッドを交換した900STやケーブルに縛られないCPH7000BTに軍配が上がります。

とは言うものの、好きなジャンルの曲を聴く時や曲の構造を把握したい場合には必ずMT8を使います。音楽とは関係ない動画や映画、ただ流れていれば良いような作業用BGMが普段使い用途です。

DTM用途では当然のようにMT8一択ですが、人それぞれ好みがあるのであくまで私はという話です。

CLASSIC PRO (クラシックプロ) モニターヘッドホン ワイヤレス・有線両対応 Bluetooth 5.0対応 SBC/AAC/aptXコーデック対応

 

最後に

値段や音質を考えるとCPH7000BTはかなり良い出来と言わざるを得ません。

Bluetooth接続時にはAmazonによくある超大音量の音声ガイドが無く、ピッという音だけなのも高評価の要因です。

またCPH7000専用の交換イヤーパッドが安いのも嬉しいところです。

1代目のBluetoothヘッドホンに最適ですが、初めてのモニターヘッドホンとしても900STよりもおすすめです。

値段はサウンドハウスが安いので、興味があれば導入してみるのも一興です。
サウンドハウス クラシックプロ CPH7000BT

あくまで私の用途である普段使いでの評価ではありますが、何かの参考になれば幸いです。

ではまた。

・クラシックプロ CPH7000BT(Bluetooth)

CLASSIC PRO (クラシックプロ) モニターヘッドホン ワイヤレス・有線両対応 Bluetooth 5.0対応 SBC/AAC/aptXコーデック対応

・クラシックプロ CPH7000(有線)

CLASSIC PRO 密閉型ヘッドホン CPH7000

・YAMAHA HPH-MT8

ヤマハ YAMAHA スタジオモニターヘッドホン HPH-MT8

・SONY MDR-CD900ST

SONY 密閉型スタジオモニターヘッドホン MDR-CD900ST

・音楽制作用途でのヘッドホン、YAMAHA HPH-MT8のレビュー
【DTM】モニターヘッドフォン-ヤマハHPH-MT8がすごい

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