ストリングス音源のチェロの音を聴き比べてみた


どうも、モデです。チェロ好きなのでチェロの音を聴き比べてみたいと思います。条件はBPM100、ベロシティ70固定、コンプとEQなし、音源はデフォルトの設定そのままです。調整していないのでリアルな演奏ではありません。音の質感を聴く程度に思って見て頂ければ幸いです。

なお、solo音源が入っていないものもある為、全てEnsembleを使用。

MIDIについては各音源、全く同じものを使用しています。
また音のつながりの関係上、若干後ろを伸ばして重ねている場所があります。

前置きが長くなりましたが本題に入ります。

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Logic

まずはLogic付属の音源です。10.2.2と古めのヴァージョンを使っているため最新版とはもしかしたら音が違うかもしれません。

ほかの音源を入手してからは使っていなかったのですが、普通に使えそうな音で驚きました。音像がはっきりしていて距離感も適度で良い感じです。機会があれば使ってみようかと思います。

 

ORCHESTRAL ESSENTIALS

定番ストリングス音源の一つであるORCHESTRAL ESSENTIALSです。

ホールを意識したような音作りが特徴で、距離感はかなり遠めです。近くする事は出来ません。今回のような詰まったフレーズよりはロングトーンのゆったりしたフレーズの方が映えます。

こちらの音源はsoloがないので注意が必要です。また、ストリングスの項目は楽器別になっていないません。

 

Xpand!2

pro-toolsに入ってる音源だそうです。99%オフで投げ売りされていました。

こちらも楽器別の項目が無くストリングスの音をチェロのキーで出している状態となります。きっとチェロじゃないです。

かなり薄い音に感じますが他の楽器との棲み分けしやすそうかなと思いました。私は使いません。

 

VSL

定番ストリングス音源Vienna Symphonic Libraryです。

臨場感は圧倒的ですが、これを聴く限り、ベタ打ちは良くないですね。音源を活かすならしっかり作り込まなければならないと感じました。
ベロシティやアタック感、ノートの位置や長さなどをうまく調整すれば生チェロにかなり近い音なのではないでしょうか。

かなり気に入っていてよく使ってます。

 

Kontakt 5

Kontakt 5のFactory Libraryに収録されている音源です。

こちらはKontakt 5を持っていれば無料でDLして使う事が出来るのですが、中身はVSL音源を使用しています。

聴いて分かる通り初期設定でかなり作り込まれていて、このまますぐに使えるようなバランスが特徴。作り込みとか面倒という方に良いです。

 

Orchestral Companion Strings

こちらも99%オフで投げ売りされていた音源です。

どっしりしたサウンドでデフォルトの音もバランスよくまとまっております。ただ他の低音楽器とぶつかりそうな音域が強く出ているためトラック数の多い楽曲では使いにくいかもしれません。
それと音源が重いので私の環境では複数ラック差し込むのは避けたいです。

まだあまり使ってないので、実際の使用感は不明。音は好きです。

 


私が所有する音源での聴き比べとなりますので、他にもっと良い音源があるかもしれません。

あくまで個人的な感想ですので鵜呑みにせず、実際使ってみるのが音源を知る近道です。しかしながら安くないものもあるので何かの参考になったらと思います。

ちなみに、私がよく使うのはORCHESTRAL ESSENTIALSとVSLです。

Kontakt 5の音源はパッと使うには便利なのですが、本家VSLに比べると設定できる項目が少ないです。楽曲の環境に合わせて細かい調整がしたい場合はVSL一択です。

ORCHESTRAL ESSENTIALSに関しては距離の遠さが武器ですのでやはり楽曲の環境に合わせて使っています。

また、本物のチェロで複数人が同じフレーズを同時に弾くとそれぞれ出ている音が違います。これは個体差や演奏法などによる違いです。それが臨場感や厚みとなり生っぽさを作っているのではないかと思いますので、必要に応じて複数の音源を使用するのが良いです。他の楽器の音源にも言える事ですね。

うーん、やっぱりDTMって奥が深い。

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