どうも、モデ(@modeeisennui)です。キック処理を圧倒的に時短できるプラグイン「KICKBOX」を紹介します。EQとコンプレッサーが一つになったプラグインで使い勝手が良く、シンプル操作でキックの質感を整えることができます。
KICBOXの使い方と使用感
1. 使い方
KICKBOXは上段のEQ部分と下段のコンプレッサー部分の二つを操作してキックの処理を行います。
EQ部分はキックの最も一般的な周波数をピンポイントで操作することができ、それ故に素早く処理を完了することができます。
EQ
・WARNTH
低域の操作。ブーストのみ。
・BOXINESS
中域の操作。マイナスのみ。
・CLICK
広域の操作。ブーストのみ。
・Q
Qの幅の調節、1の幅が最も広く、4の幅が最も狭い。
EQはそれぞれのシンボルマークをクリックすることでon/offを切り替えることができます。
コンプレッサー
コンプレッサー部分の操作ついては一般的なコンプとそう変わらないので割愛させていただきます。
・良い点
RELEASEとATTACKの調整は音にわかりやすく反映されるので扱いやすい。
・悪い点
REDUCTION量とOUTPUTレベルは数値もなくメーターが動いているだけでかなりわかりにくい。慣れない場合は別のコンプレッサーを使うのが無難。
2. 使用感
元のキックの音色によりますが、EQ部分ではBOXINESSで中域をガッツリ削りCLICKをオフにすると比較的私の好みの音に近づきます。必要に応じて低音のブーストもします。
コンプレッサー部分では主にRELEASEを整えることを意識して軽めに処理します。必要に応じて別のコンプを追加で挿します。
注意点としてはこのプラグインだけでは細かい処理ができないため、こだわりの処理がある場合は別のプラグインと併用するかKICKBOX使わないという判断が必要です。
最後に
CPUとRAMが非常に軽く、キック処理の時短ができるKICBOXですが、隠れた機能としてユーザーが設定できないリミッターがあります。
リミッターに入力される信号に対して可能な限り最良の方法で反応するそうです。
また公式によると、音楽にルールはないためキック以外のローエンドトラックやパーカッションなどにも使用できるとのことですが私は試したことはありません。機会があれば試してみます。
キックの処理がわからない、とにかく時短がしたいという方にオススメのプラグインです。
気になったら試してみるのも一興です。
ではまた。
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私は300円くらいで買えました。