どうも、モデ(@modeeisennui)です。USB2.0仕様のオーディオインターフェースはUSB3.0ケーブルで接続すると、そもそも動かなかったり電源がつかなかったりするものが多いです。ですが、中には問題なく動作するものもあり、この状態はDTMのマイク録音時にハムノイズを増加させることがあります。
規格違いでノイズが増加
通常、オーディオインターフェースとセットになっているケーブルを使えば仕様通りの運用になりますが、劣化や長さ調節等の理由でケーブルの買い替えをする場合には注意が必要です。
USB2.0仕様の機材にUSB3.0など規格違いのケーブルを使うことでサーというハムノイズが増加してしまいます。
このノイズは入力レベルが大きい場合には分かりやすいですが、小さめで録音している場合にはほとんど気がつけません。
MIXなどの編集作業でようやく妙にハムノイズが大きく感じるという厄介な事態にもなり得ます。
ノイズにも様々な原因があると思いますが、規格違いによるノイズ量増加を避けるためにはオーディオインターフェースの仕様通りのケーブルを使う必要があります。
また、説明するまでもないかもしれませんが、ケーブルは一般的には色によってUSB2.0とUSB3.0を見分ける事ができます。
USB2.0 – 白
USB3.0 – 青
ただし、デスクトップPC等、機材によってUSB2.0が黒だったりUSB3.0が赤や黄緑だったりするので、必ずしもUSB2.0は白、USB3.0は青ではありません。
私も規格違いによるノイズ増加の話を耳にした後、実際にどのくらいハムノイズが増えるのか試した結果、確かにノイズが強くなったと感じました。おそらくほとんどの方が気になるレベルのノイズなのではないかと思います。
ただ、勢い余ってUSB3.0ではなくUSB3.1とUSB2.0のケーブルを購入し比べてしまいましたので、もしかしたらUSB3.0の場合に若干結果が異なるのかもしれません。
使用したケーブル
・エレコム USB2.0ケーブル – 1m
エレコム USBケーブル Type C ( USB A to USB C ) 15W 1.0m USB2.0認証品 最大480Mbps ブラック U2C-AC10NBK |
・エレコム USB3.1ケーブル – 1m
エレコム USBケーブル Type C ( USB A to USB C ) 15W 1m USB3.1 ブラック USB3-AC10BK |
最後に
USB2.0仕様の機材にUSB3.0ケーブルを接続しても速度はUSB2.0規格のままで、ケーブルの値段自体もUSB3.0の方が高価です。そういった意味でも損をしてしまう可能性があります。
必ずしもUSB3.0の方が良いというわけではなく、機材にあった規格のケーブルを使う事が最善と言えます。
繰り返しになりますが、オーディオインターフェースに同封されているケーブルを使えば問題はありません。
何かの理由でケーブルの買い替えをする場合には注意が必要です。
様々なノイズ対策をしているのに強いハムノイズが消せないという症状がある場合、ケーブルの規格を確認してみるのも一興です。
もしケーブルの規格に問題がなかったとしても、可能性の1つを潰せますので無駄にはなりません。
ではまた。
・一通りのノイズ対策をしたら試したい追い討ちノイズ対策
リング型フェライトコアでノイズ対策してみたら何やら部屋が静かになった