どうも、モデ(@modeeisennui)です。ループ仕様のBGMを作る時に気をつけたいリバーブの事と、Logicの書き出し機能を使った簡単な作り方を紹介します。
リバーブを意識した開始と終了のつながり
単純に音源の開始と終了だけをループすると曲によってはうまくループがされない場合があります。
ほとんどの場合は曲終了時のループ部分のリバーブが曲の頭に入っていない事が原因です。
そこでオーディオファイルのリバーブ部分をループのタイミングで切り、頭に貼り付けるという方法が必要になります。
この方法は書き出し→ファイル読み込み→編集→書き出し→確認という工程が必要で微妙に手間です。
Logic pro xには「2番目のサイクルパスをバウンス」という書き出し機能があります。
この機能は指定された部分を一度再生し、二度目に繰り返された曲の頭からバウンスする機能です。
これなら書き出し→確認で済むので大変楽です。
ただリアルタイムでしか書き出せないので、曲を二回流し切るだけの時間が必要になります。修正がある場合はその回数分、長く時間がかかります。
「2番目のサイクルパスをバウンス」を使えばほとんど大丈夫だと思いますが、念のためループの繋ぎ目でプツッっと音が鳴っていないかも確認しておきましょう。
また、曲の開始時にリバーブが入る事で、BGM開始時に違和感を感じる場合があるかもしれません。
その場合は、ギリギリ気にならないリバーブ感を狙って調整したり、各トラックのreleaseを調整して修正します。
どんなに調整しても曲開始のリバーブが気になる事もあるかもしれません。
ですが、自分で作った曲だから気になるという事もありますので、気にし過ぎない方が良いです。
何をどうしても気になる場合の対処
ループ仕様の曲終わりは基本的にはフェードアウトで終了となります。
そのため納品時にその旨を一言添えたりしますが、同時に「曲入りにもフェードインで使用してほしい」と伝えるという手段もあります。
私は調整して気にならないポイントを探しています。
最後に
リバーブ感が薄い曲はリバーブ部分を頭に貼り付けなくても気にならない事が多いです。
ですが、覚えておいて損はないですし自然なつながりを意識すれば自ずと必要になる方法です。
ループ仕様のBGMを作る際には、一度曲終わりのリバーブを注意して聴いてみてください。
ではまた。
私は心配性なのでリバーブ感がどんなに薄くても、ループ部分でリバーブが残っているようなら頭に貼り付けています。