どうも、モデ(@modeeisennui)です。横幅74cmのPCモニタースタンドを探したところ、程よい大きさのものがなく自分で作ることにしました。素材を選ばなければ既存商品よりも安く、自分の欲しい寸法ぴったりのものを作ることができます。
はじめに買うのと作るのどっちが安いか考える
私が欲しいモニター台のサイズは横幅74cm、奥行25cm、高さ8cmの大きめのもの。
Amazonで調べた結果、近いものは二つありました。値段は3,500円〜4,500円ほど。木材は良品質というわけではありません。
一方、自分で素材を買って作るといくらになるか計算したところ、安価で加工しやすいファルカタ材なら固定するネジも含めて、1,200円程度。(作るものの大きさにより増減する)仮にひのきを使ったとしても既存商品よりも安くなるようでした。
ホームセンターの多くは木材カットしているところが多いです。ワンカット20円くらいかかります。木屑の掃除まで含めた自分で切る手間を考えると頼んだ方が良いです。
そこに塗装する道具や手間を考えます。塗装はダイソーに木材ペイント塗料が売っていますので値段はそこまでかからないと思います。塗らない選択肢もあります。
また、手動でも作れますが疲れます。
電動ドライバーがあると非常に作業が捗りますので、もし今後もDIYをする予定がある場合は入手することをお勧めします。
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ここまで考えてから、作る手間が面倒だったり数百円程度の誤差しかないようなら市販されている商品を買った方が良いです。
今回、私が欲しいモニター台は目的のサイズがなかった事と大幅なコストカットが可能と判断し、自分で作ることにしました。
作り方
今回、使う木材は安価で加工のしやすいファルカタ材。
柔らかく軽いのでDIYに向いている反面、それだけ強度は高くない素材でもありますのでしなり対策や足の補強もします。
1. 下準備
まず木材をホームセンターに木材を買いに行く前に、大まかに作りたいモニター台に必要なパーツの大きさを考えます。
私は幅90cmで考えていましたが、行きつけのホームセンターには幅91cm / 奥行15~40cm / 厚さ1.3~2cmくらいのサイズの木材が多かったです。
また木材カットには切りしろがあるため数ミリ単位でズレが生じますので神経質に考えすぎない方が良いです。
寸法が決まったらホームセンターで材料を調達します。木材は店頭に並んでいる時点ですでに反っている場合がありますので、一番反ってないものを選びます。
制作には木材とネジだけで問題なく作れますが、必要であれば塗料やハケ、足の滑り止めも準備します。こちらはダイソーが安くておすすめです。
ネジは木材の厚みに合わせて長さや太さを決めます。
私は木材1.3cmの厚みに対して2cmの長さのネジを用意しました。2.5cmくらいあっても良かったかもしれません。太さはM3です。
木材はカットしてもらいました。7カットで140円くらい。
使う道具は必要最低限の機能しかない安価な電動ドライバーセットのみ。
塗装すると決めている場合は組み立てる前に紙やすりで角を落として塗料を塗っても良いかもしれません。
私は塗装しませんのでこのまま制作を開始します。
2. 制作作業
台になる板に足を取り付けるためのネジ穴の場所を決め印をつけます。
サイズやコの字型か四つ足型かなど様々変わると思いますが、私は奥行25cmのコの字型なので片側三点止めにしました。
すぐネジを取り付けるのではなく、まず穴をあけます。穴はネジよりも細い穴にします。
穴を開けたらネジを取り付けます。
取り付けました。
横
注意 : ファルカタ材は柔らかいので穴あけもネジ取り付けも簡単ですが、ドライバーで回していると無限にネジが回り続け木材に沈み続けます。
なので良い感じのところで止めます。そうしないとこうなります。悲しい。
コの字にはなりましたがこれで完成ではありません。
このサイズだと重いものを乗せた時にしなりやすく足の強度にも不安がありますので補強していきます。
台の裏側に板を取り付け、しなりを防止します。
見えないところなのでネジは特に計らず適当につけました。
本来なら同じファルカタ材で補強するのではなく、もっと強度のある木材を使用した方が効果が高いのですが面倒だったので余った切れ端を使いました。
不安なのでもう一本。
次に重いものを乗せたときに両方の足がくじけないように板で補強します。
しました。
飛び出てる部分は部屋の壁に穴を開けずにフックネジを取り付けられて便利かと思い残していますが、必要のない方はピッタリにした方が良いです。
必要に応じて足の裏等に両面テープで滑り止め(ダイソーのカーペットズレ防止マット)を取り付けます。
私はこれで完成としましたが、紙やすりで角をとっても良いです。
3. 設置
ここに作ったモニター台を導入します。
しました。
良い感じになりました。
コード類も足補強材による壁との隙間から通すことでスッキリしました。
ついでに机の下のPCタワーにUSB差しに潜るのが面倒なのでUSBハブも取り付けました。取り付けにはダイソーの耐震マットを使用。
台の下側を覗き込むとしなり防止の補強材が見えます。
この収納スペースは8cmをとりましたが、補強材が1.3cmあるので奥側は実質6.7cmまでになります。
最後に
今回は折角なのでひのきを使って作ろうと思っていたのですが、程よいサイズがなかったので、ファルカタ材にしました。
柔らかく安価なファルカタ材ですが、補強をしっかりすればしなりにも多少強くなります。
数年後はわかりませんが、もっとも重さに負けるであろう台の中心あたりにモニターを置いても今の所はしなる気配はありません。とりあえず置いた瞬間にしならなかったので良かった。
・今回の成果
また、うまく塗装できれば高級感がでると思います。必要な方は検討してみてください。
作業に関して、私の電動ドライバーは充電式ではなく電源がないと使えないタイプのもので室内で作業しました。ですが、穴を開けるときに少量といえど木屑がでるので外で作業した方が良いです。
物を作る事を手間だと感じないのであればDIYの素質がありますので、欲しいサイズの棚や台がない場合は自分で作ってみるのも一興です。
少しでも作るのが面倒そうだと感じたら無理せず市販品を買った方が精神的にも良いです。焦ったりイライラしたりしながら作ると怪我をする可能性もありますので危ないです。
私は基本的に物作りが好きなのでDIYに苦はありません。DTMや料理と似たようなものです。
今回モニター台を作って整理整頓した事で自分の空間のどこを向いても良い感じになり満足しました。
ではまた。