【コンデンサマイク】素直な音「2003A」とコスパ重視「V67G-HE」を比較レビュー【MXL】


どうも、モデ(modeeisennui)です。先日導入したコンデンサマイク、MXL「2003A」が非常に好みの音でした。さらに個人的にではありますが、コスパ良し見た目良しの優れものです。また、以前から使っているMXL「V67G-HE」も併せて比較したり紹介したりします。

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MXL2003A

特徴
・単一指向性
・周波数特性:20Hz-20KHz
・ダイアフラム:直径27mm 厚さ3μ
・入力感度:16mv/Pa
・出力インピーダンス:200ohm
・S/N比:83dB以上
・自己ノイズ換算レベル:11dB (IEC 268-4準拠)
・最大入力許容音圧:152dB
・電源:ファンタムDC 48V +/- 5V
・サイズ・重量:55mm x 195mm・456g

中身

周波数曲線

使用感

周波数曲線を見ると5kと100~200あたりが持ち上がっています。

アコギを録音してみたところV67G-HEと比べると妙な硬さもなく抑揚もしっかり表現されていました。

声の録音に関しても味付けがないわけではないですが、かなりフラット気味で素直な音質です。

またローカットスイッチと-10dBスイッチが装備されているのも魅力の一つです。

低音が不要な場合はスイッチを入れるだけで150Hzあたりから緩やかにカットされる印象で実用的です。

逆に低音が必要な楽器や場面ではローカットスイッチを入れないように気をつけた方がよさそうです。

-10dBスイッチはスタジオでのドラム録音やスタジオライブ録音など、大音量録音で使うと良い結果を得られるでしょう。ですが、残念な事に私には使う機会はなさそうです。

ただ、いくら音質が良い素直な音といっても録音してEQが全く不要というわけではありません。録音する楽器や声、楽曲によって必要なEQをかけましょう。

ナレーションのようなもので特にこだわりがなければ特にEQは必要ないのかもしれません。

ちょっとした抑揚やニュアンスをしっかり拾ってくれるオススメのコンデンサマイクです。

2003A

MXL 2003A コンデンサー・マイクロフォン

サウンドハウス MXL 2003A

V67G-HE

特徴
・単一指向性
・周波数特性:30Hz~20KHz
・ダイアフラム:直径25mm 厚さ6μ
・入力感度:15mv/Pa
・出力インピーダンス:200ohm
・S/N比:74dB
・自己ノイズ換算レベル:20dB (IEC 268-4準拠)
・最大入力許容音圧:130dB
・電源:ファンタムDC 48V +/- 5V
・サイズ・重量:47mm x 184mm・589g

中身

周波数曲線

使用感

こちらの周波数曲線は2kあたりから10kあたりまで持ち上がっているが、こちらもフラット気味ではあると思います。

基本的にはMXL V67Gと同じ性能を持っておりますが、V67G-HEは色の違いと金属製ポップガードやハードケースなどの付属品がセットになっています。

付属品が不要の場合はV67Gを選ぶと良いです。

「初めてコンデンサマイクを試したいけど高いのはちょっと…」という方や「コンデンサマイク入門」としてオススメです。

音質ですが、値段を考えると非常にクリアで明るいサウンドです。

若干のコンプ感があり硬めに感じますが、そういった味付けのマイクと考えれば使い道は多いと思います。

女性ボーカルとの相性が良いマイクという事ですが、試したことがないので私にはわかりません。

V67G-HEにはローカットや-10dBスイッチがないので2003Aと比べると用途は限られるかもしれません。ですが宅録であれば十分な性能であり、コスパの非常に良いマイクです。

V67G-HE

MXL ( エムエックスエル ) コンデンサーマイク V67G-HE

サウンドハウス MXL V67G-HE

V67G

MXL コンデンサーマイクロフォン V67G

サウンドハウス MXL V67G

 

最後に

今回MXL 2003Aのレビューを書いたことで長い間機会を失っていたMXL V67G-HEレビューをやり遂げることができました。

胸につかえていたものが取れたような気分です。

コンデンサマイクを初めて買った時の失敗談として、ファンタム電源がなければコンデンサマイクは使えないという趣旨の記事も過去に書いています。
【コンデンサーマイク】MXL/V67G-HEレビューしたかった

初めてコンデンサマイクを手に入れる場合、オーディオインターフェースに48Vファンタム電源が付いているかどうかを確認してみてください。

最近のオーディオインターフェースであればほとんどが装備されていると思うので気にすることでもないかもしれませんが…

コスパ重視ならV67G、MXL純正の付属品もセットで欲しければV67G-HE、高クオリティで素直な音質を求めているなら2003Aがオススメです。

ちなみにこの記事を書いている時点ではどのマイクもサウンドハウスが最安値です。

また2003Aの価格は2万円前後ですが、他社製3万円台のマイクにも匹敵すると個人的には感じています。

あくまで主観であり、MXLを贔屓目に見ての話ですので参考にしないようにお願いします。

ではまた。

2003A

MXL 2003A コンデンサー・マイクロフォン

サウンドハウス MXL 2003A

V67G-HE

MXL ( エムエックスエル ) コンデンサーマイク V67G-HE

サウンドハウス MXL V67G-HE

V67G

MXL コンデンサーマイクロフォン V67G

サウンドハウス MXL V67G

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