どうも、モデ(@modeeisennui)です。今回は喋るミクさん布教のため、実際にセリフパートを入れた曲で喋らせる方法を紹介したいと思います。使用したライブラリは初音ミクV3Dark。GENは42で調声しています。詳しいやり方は前回の記事に書いてあります。
基礎編
初音ミクを簡単に喋らせる方法
曲に合わせた調声
こちらの楽曲で使用した初音ミクのセリフパートを簡単に説明していきます。
セリフのみ 1
セリフのみ 2
楽曲に合わせる時はPANを動かしたりリバーブ処理をしていますが、混ざってみると音質や機械っぽさ等の多少の荒さが薄まるように感じていただけると思います。
調声では前回同様、大まかなセリフの音程をピアノロールで作り、必要なパラメータを書いていきます。
今回の曲ではPITは深めに書き、更になだらかな山を書いたDYNを追加しました。
・ダイナミクス調整(DYN)
アクセント調整では調整しきれない部分に書きます。
今回は大きすぎる子音や持ち上がりすぎている母音を削ってならすために使っていますが、抑揚を大きくつける場合にも有効です。
私は「無感情で機械的な喋り方をする人間」を目指していますので可愛く喋らせたい場合には物足りないかもしれません。
その場合は、セリフの音程差やポルタメントを使うなどして感情豊かに聞こえさせる必要があります。
また楽曲に混ぜる際、必ずしもPITやDYNを書く必要はありませんが、ここで一切パラメータを書かなければ「喋る機械」に近づきます。
どういったキャラクターにするかは曲調や狙うキャラクター性によって変わりますので、ご自身にあった雰囲気を目指しましょう。
最後に
楽曲にセリフパートを入れる場合は雰囲気を考えて調声すると馴染みも良くなり、狙ったものになりやすいです。
しかしながら僅かな変化のために無理に調声する必要はありませんので、参考程度にしておいてください。
より詳しい内容はこちらに書いてあります。
初音ミクを簡単に喋らせる方法
調声に正解はありませんのでこの通りにやる必要はありませんが、初音ミクを喋らせる上で何かのとっかかりになれば幸いです。
余談ではありますが、完全なる私の趣味の問題で「無感情な人間(機械ではない)」程度に抑えた調声の喋るミクさんが増えたら嬉しいです。
なければ自給自足します。
ではまた。
曲中に出てくるハァハァとした息遣いも初音ミクV3です。万が一、需要がありそうなら作り方を紹介します。