【Logic pro X】フリーズ機能でシステム過負荷を解決+裏技+注意点


どうも、モデ(modeeisennui)です。Logicで作業中たくさんのソフトウェア音源トラックを作ったり、トラックに多数のエフェクトを挿したりするとシステムオーバーロードとなり再生できなくなってしまうことがあります。この解決方法のひとつとしてトラックの「フリーズ機能」があります。

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負荷の高いトラックをフリーズさせよう

フリーズ機能を使うにはトラックにフリーズボタンを表示させる必要があります。

表示されていない場合は、トラックの上で右クリック → トラック・ヘッダ・コンポーネントと進み、フリーズを選択します。

フリーズボタンを表示させる方法は他にもトラックヘッダを設定からフリーズにチェックを入れる方法もあります。

表示されたフリーズボタンを押すと緑色になり、再生するとフリーズ処理が始まります。処理が終わったらフリーズ完了です。

フリーズ中はボリュームとパンしか変更できませんので、もう変更の予定がない完成したトラックをフリーズしましょう。

解除はフリーズボタンを押すだけですが、再度フリーズさせるにはその度にフリーズ処理が必要となります。

 

フリーズさせたトラックにエフェクトを追加する裏技

実はフリーズ中でもエフェクトを追加する方法はあります。

エフェクトを追加したいフリーズしたトラックを選択してサミングスタックを作ります。サミングスタックでまとめてエフェクトをかけるとフリーズされたトラックにもエフェクトをかけることができます。

サミングスタックからエフェクトをかける方法はフリーズされたトラックがひとつだけでも有効です。

・サミングスタックの作り方はこちら
【Logic Pro X】複数のトラックを一つにまとめて管理する方法

フリーズしたトラックにかかっているエフェクトの内容変更はできませんので注意してください。

 

フリーズ機能の注意点

ソフトウェア音源をフリーズする際に注意することがあります。

システムオーバーロードの警告が表示されるタイミングが「Disk I/O」のメーターのピークと一致する場合、ソフトウェア音源トラックをフリーズさせると逆にディスクへの負荷が高くなる場合があり、システムオーバーロードの警告率も上がります。

※下の画像のタイミングで警告が出る場合が該当

ただ、再生が困難な場合は何もしないわけにもいかないので、一度フリーズして負荷が減るかどうかを確認してみるのも手です。

再生できるようなら問題ありませんが、依然として警告が出続ける場合はフリーズを解除しましょう。

フリーズでは解決できない場合、完成したソフトウェア音源トラックを所定の位置にバウンスしてから削除する方法もあります。

この方法を試す場合は必ずプロジェクトを別名で保存してから行いましょう。楽曲のキー変更をはじめ、打ち込みや音色を変更したくなった時に困らずに済みます。

また、Logicのフリーズ機能はCPU負荷を軽減するものです。メモリ不足による負荷は解決することができませんので、その場合はメモリの増設を検討するべきでしょう。

・Mac book proのメモリ増設のやり方はこちら
MacBookProのメモリを16Gに増設してアプリ起動が快適になってみた

 

最後に

フリーズ機能は多数のエフェクトがかかったトラックや、CPU負荷の高いソフトウェア音源に大きな効果があります。

楽曲が完成した流れでソフトウェア音源のままMIXをしてシステム過負荷になっている場合は、フリーズ機能を使うのではなく全てのトラックをオーディオファイルに書き出して別プロジェクトでMIXした方が良いです。

状況に合わせてフリーズ機能を使い、快適なLogicライフを送りましょう。

ではまた。


私はプロジェクトが重すぎて困った時はとにかくフリーズに頼ります。多数のトラックをフリーズしても過負荷により再生できない場合は、適当にいくつかトラックのフリーズを解除すると負荷が軽減され再生できるようになったりします。

やはり効果的なトラックにだけフリーズ機能を使うのが良いようです。

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