どうも、モデ(@modeeisennui)です。ERAスタンダードバンドルに含まれるリバーブ(残響音)除去プラグイン「Reverb-Remover」のレビューです。私の独断と偏見で進めますのでご了承ください。
どのくらい残響音を除去できるのか?
公式の動画を見てもわかる通り、かなり残響音を消すことができます。
ナチュラルな音のまま100%残響除去は難しいようですが、リバーブが消えたように感じる程度には自然に除去できます。
録音した環境にもよりますが、部屋の壁などによる反響程度であれば問題なく使える優秀なプラグインです。
さて、このプラグインを使って私が試してみたいと思ったのはリバーブのかかったサンプル素材の処理です。
ループ仕様のサンプル素材はオーディオの終わりが基本的にリーバブぶつ切りになっています。(詳しくはループ仕様のBGMを作る方法で記事にしています。)
楽曲でループ素材を使いたい場合、不自然になってしまい結局素材を使わないという事は多々あります。
そこでループ素材のリバーブを除去して使い勝手の良い状態にすることはできないか試してみました。
ノブを回すだけで扱いやすい素材になりました。
・使用した設定
こちらもNoise Remover同様に帯域指定ができますが、基本デフォルトのまま(All freq)で問題ありません。
また、きつめに設定するとリリース(音の伸びている部分)が潰れてアタックだけが強調されたような音になるため、自然に使う場合は気をつけましょう。
最後に
オーディオの残響音が強すぎて処理に困る時に活躍するプラグインで、使う場面も多いのではないかと思います。
オーディオファイルのリバーブ感をマイナス方向に調節できることでMIXが楽になる場合もありますので、個人的には非常に強力なプラグインだと思います。
とは言え、必須プラグインではありません。無くても何とかなるが、あったら便利な一品です。
ではまた。
依頼などで宅録素材を預かる機会の多い方は持っておいて損はありません。
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