声素材の編集に特化したERAシリーズのプラグイン3つをレビュー


どうも、モデ(modeeisennui)です。ERAスタンダードバンドルに含まれるプラグイン。「Voice-Leveler」「Plosive-Remover」「De-Esser」の紹介です。この3つのプラグインはまとめて紹介します。私の独断と偏見で進めますのでご了承ください。

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Voice Leveler

声の音量を整えるプラグインです。声以外のオーディオファイルにも使用できます。

これに似たプラグインでwaves MV2やVocal Riderなどがあります。

MV2

Vocal Rider

このタイプのプラグインはコンプで潰して整えるのでは無く、小さい部分の音量を持ち上げる事で均一化を図ります。

どのプラグインも音量差の激しい素材できっちり均一にしようとすると、ブレスや歌い終わりを緩めたりする弱くていい声まで音を持ち上げてしまうので注意が必要です。

しかしオートメーションを使った手動GAIN調節の箇所を大幅に減らす事ができます。

私は自短という意味で考えるとERA Voice leverが圧倒的に好みです。

 

Plosive Remover

歌った時や喋った時の破裂音だけを小さくしてくれるプラグインです。主に”p”,”t”,”b”を小さくしてくれます。

地味に役に立ちます。

これに似たプラグインでizotope RX De-clickがあります。

De-click

こちらも破裂音を取り除くプラグインですが、こちらは音がクリックした瞬間全てに作用するので、”k”などの音も取り除いてくれます。ただしCPU重め。

Plosive Removerはワンノブなので悩む事もなく誰でも使えるほか、RX De-clickほど重くないのが利点です。

izotopeのRXシリーズを持っていなければ有用なプラグインです。

 

De-Esser

説明不要の摩擦音除去プラグインです。名前もそのままディエッサー。

ノブを持ち上げて摩擦音を消すだけという単純明快なプラグインで、細かい設定をしなくて良いので時間短縮に最適です。

ただ数あるディエッサーの中で敢えてこれを選ぶ必要は一切なく、単品買いは100%オススメしません

「バンドルで買ったらついてきた」くらいの感覚で十分です。気分で使うかもしれません。

もしディエッサーを一切持っていない環境であれば有用であることは間違いありません。

 

最後に

ここで紹介した3つのプラグインは持ってなくてもどうにでもなるものです。

ですが、難しい知識なしに素早く簡単に目的の効果を得られるのがERAスタンダードバンドルの最大のメリットなので、宅録した素材を時間をかけずに編集するという一点においては持っておいて無駄になることはありません。

特にDTMはやらないがオーディオインターフェースを買ったらDAWがついてきた人が録音した声を自力で編集する際に最大のパフォーマンスを発揮すると思います。

ではまた。

ERAスタンダードバンドル


この3つのプラグインは使用例素材を作るまでもなかったのでサボりました。

【その他のERAシリーズのレビュー】

・ノイズ除去プラグインERA Noise Removerのレビュー

・リバーブ除去プラグインERA Reverb Removerのレビュー

・音割れを修復するプラグイン ERA De-Clipperのレビュー

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