音割れを修復するプラグイン ERA De-Clipperのレビュー


どうも、モデ(modeeisennui)です。ERAスタンダードバンドルに含まれる音割れ修復プラグイン「De-Clipper」のレビューです。私の独断と偏見で進めますのでご了承ください。

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ある程度の音割れを修復できる

動画を見る限り音割れが綺麗に除去されています。

では、過剰な入力レベルで録音した音割れギターでテストしてみます。

※音割れサウンド注意

音割れがかなり修復されています。若干ボリュームが小さくなっていますがoutputで調節できます。

操作は基本的に挿すだけです。またTYPEが1と2を選ぶことができ、QUALITYも二種類選べます。正直何を選んでも違いがあまりわかりませんでした。

今回用意した音割れギター素材はDe-Clipperを通す前ではピークが0.3dBでしたが、音割れ修復後には-2.0dBまで下がっていました。

おまけ

クリップさせずに音割れサウンドを作り出すLittle Clipperというプラグインを使ったテストをしました。

Little Clipper

このプラグインで作ったクリップしていない音割れオーディオファイルも音割れが修復されていました。

De-Clipperはクリップしたオーディオではなく、音割れ特有のサウンドに反応しているということでしょうか。

 

最後に

De-Clipperは手軽に音割れしたオーディオを修復することができ、便利であることは間違いがありません。

しかし、いくら簡単に修復できるとはいえ音が割れないように録音する事が最も重要です。修復したオーディオよりも音割れせずに録音したオーディオの方が綺麗です。

余談ですが、過剰に過剰を重ねた入力レベルで録音した聴くに耐えないほどの音割れギターで試したところ、全くと言っていいほど効果がありませんでした。

※現在(2019.2.3)はベータ版ということですので、今後性能が上がる可能性はあります。

また、曲によっては意図的に音を割ることもありますが、その場合De-Clipperの出番はありません。

基本的に録音する機会のある人はとにかく音が割れないように録音してください。

そして、何らかの理由でどうしても割れてしまっていて、録音し直しなど改善が難しいのであればDe-Clipperの出番です。

ではまた。

ERAスタンダードバンドル


依頼やコラボ等で預かったオーディオファイルが何らかの理由で割れていた場合にも有効ですが、De-Clipperを使う使わない以前に音が割れている旨は相手に伝えた方が良いと思います。

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