SSL Duende Native Stereoのバスコンプ使ってみた


どうも、モデです。2017年ブラックフライデーのセールでSSLのバスコンプが88%オフだったので試しに使ってみました。バスコンプと呼ばれるものを使うのは初めてでしたがとても良かったのでレビューします。

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バスコンプとは

SSL Duende Native Stereo Bus Compressor

バスコンプについて調べる前は「まとめたグループにBUSからコンプをかける」程度の知識でしたが、概ねその通りでした。

各ドラムトラックやコーラス隊など複数のトラックを1つにまとめたところにコンプをかけることでまとまりのあるサウンドを作るというものです。

統一感やまとまりを出すと言う意味ではMIX段階でのリバーブ処理にも似た何かを感じました。

まだ少し使用しただけですが個人的には「折れたギターネックを木工ボンドで止めていただけの不安定な状態だったものが、タイトボンドを塗った面を万力できつく締め付けて仕上がった状態になるイメージ」でした。

わかりにくくて申し訳ありません。

logicの場合はBUS設定やグループではなくサミングスタックを作ってバスコンプを挿します。

サミングスタックの作り方がわからない時はこちらを参照してください。
【Logic Pro X】複数のトラックを1つにまとめて管理する方法

 

使用感

作成したサミングスタックにSSL Duende Native Stereo Bus Compressorを挿します。

お使いのDAWによっては名称や手順は違うと思いますがやっている内容は同じです。

つまみが少ないのでとても設定が楽です。

使って見た感想

1.ドラム・パーカッション

ドラムで使用した時が最も効果を感じました。全体的にしっかりしたサウンドになるイメージです。

ただコンプレッサーなだけあって強くかけると音が均一化してくるので、控えめにしたかったハットが大きくなってしまった曲もありました。

私のハットの設定が小さいだけかもしれませんが、微調整はそれなりに必要なようです。

パーカッションもドラム同様まとまった音になりました。こちらも奥行き感やダイナミクスを意識している場合は薄めにかけるといい感じでした。

2.電子音リズム

今まで音量調節に時間を掛けていたのは何だったのかと言うくらいにまとまったサウンドになりました。

もちろん物によるとは思いますが私は今後お世話になると思います。

3.ストリングス

試した結果、私にはまだ良い調整具合がわかりません。

SSLのバスコンプは良い意味で若干濁るのでコンプを使用せずただ挿すだけの方が良いのではと思いましたが、よくわからなかったのでやめました。

使うのであればリリースは短めで持ち上がりすぎたところをほんの少し潰すくらいでいいとは思いますが、私は挿さない方が好みです。

4.コーラス

私がボーカルにバスコンプを挿すことはありません。(バスコンプを使うほどのコーラス隊を扱っていないだけ)

 

最後に

ドラムと電子音のグループに対しては今後使っていきたいコンプでした。

SSLのバスコンプが良かったのかコンプならなんでもいいのかは、私がバスコンプ初心者であるためわかりません。

私は電子音をハットに利用することが多いのでドラムと電子音の複合グループに掛けてみたところ、割と良い結果になったと感じました。

逆に一歩下がった位置に配置することが多いパーカッションや、抑揚を意識したストリングスなどにはあまり掛けたくない印象を受けました。

もう少し色々試してみたいところではありますが、私個人としては電子音グループにかけるのがおすすめです。

理由としては「電子音グループを聴覚的に手前に配置しやすくなる」「音の硬さが若干和らぐ」の2点です。

電子音を使わない方もいらっしゃるかと思いますが何かの参考になれば幸いです。

以上、モデでした。


SSL以外にもバスコンプはありますので、興味がある方は試してみると何か発見があるかもしれません。

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