Logic Pro XのPan Law確認と設定方法


どうも、モデです。Logicを使い始めてあと数ヶ月で三年になりますが、最近までPanLawの設定を知りませんでした。PanLawを適用させた事でMIXがやりやすくなった気がするので確認と設定方法を紹介します。

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Pan Lawとは

PanをLRに振り切った時の音量とセンターに配置した時の音量ではセンターに配置した音の方が大きくなります。

これはPanを振り切って配置した音はスピーカーでは片方だけで鳴っているのに対し、センターに配置したものは左右のスピーカーから鳴っているためです。

Pan Lawはその音量差を調整するものです。

 

Pan Lawの確認と設定

1.確認

Logicを起動したあとファイル→プロジェクト設定→オーディオ…に進みます。

するとPan Lawの設定画面が出ます。

“Pan Law”補正をステレオバランサに適用にチェックが入っているか確認します。

私がPan Lawの存在を知り確認した時はチェックが入っていませんでした。

現在のLogicがデフォルトでPan Lawが適用されているかは分かりませんので、一度確認してみると良いかもしれません。

2.設定

Pan Lawの設定は0dB、-3dB、-3dB補正の3つがあります。

・0dB – 補正なし
・-3dB – センター-3dB
・-3dB補正 – Panを振った音に対して最大+3dB

私は足し算より引き算の方がやりやすいので「-3dB」のセンターが-3dBになる設定にしています。

 

最後に

Pan Lawを設定したからといってMIXが良くなるわけではありませんが、作業を進めやすくなったとは感じます。

私の場合は音が団子にならないための余計な音量調整やPan設定、EQなどが減りました。

これがアレンジ段階の音選びによるものなのかPan Lawを設定したことによるものなのかは分かりませんのでその点は注意してください。

一度設定をしてしまえば新しく作ったプロジェクトでも適用されています。

Pan Lawを適用させていないテンプレートの使用でない限りは、プロジェクトを作る度に設定する手間はありません。

以上、モデでした。

追記 : 書き出した2mixを新しいプロジェクトに入れマスタリング等の作業をする場合-3dBのPan Law設定のままだとリミッターで音圧を上げても-3dBされます。必要に応じてPan Lawのチェックボックスを外しましょう。

また、Panをいじらないのであれば-3dB補正にしておけばマスタリング作業時に-3dBされることもなく、Panはセンターにあるのでサイドの音も+3dBされることもありません。好みに合わせた設定を選択する必要はあるようです。


他のDAWとのデータのやり取りを考えると、やはり設定しておいた方が無難かもしれません。

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